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三日目のまとめ

三日目の今日は、いよいよ集中講座の「DTP基礎」がはじまり、初めて教える側の立場から生徒と接しました。

初回の授業は、教科書にある年賀状の簡単な作例を模倣することからはじまりましたが、ここではwordだけでなくPCの基本的な操作も振り返りつつ、じっくりと時間をかけて授業が行われました。

「DTP基礎」を受講している生徒は、wordで文字のサイズの変え方も知らなかった、というようにPCに不慣れな生徒から、毎日自分のPCを活用していて、簡単な作例なら教科書を見るだけでも模倣出来るという“得意意識”のある生徒までさまざまなので、苦手意識のある生徒は授業についていけるように(授業の進度を遅らせないように)、得意な生徒も、勝手に先に進んでしまって大事な説明を聴き逃してしまうことがないように、TAは気を配って調節しなければなりません。

特に、苦手意識のある生徒の失敗を解決してあげるのではなく、注意深く見て、その失敗を未然に防ぐというのが大事なポイントになって来ます。

しかし、この起こり得る失敗を未然に防ぐ、というのがとても難しい。

失敗をしないように“見張って”いて、あれもこれもと手を貸してしまうと、授業の進行を妨げるようなことにはならなくとも、生徒の自主性を損なってしまうと思うのです。作業(そして学びそのもの)を肩代わりすることと何らかわりない、とも言えます。

過干渉にならず、生徒が「先生ここ分からない」の声をあげる一瞬前を狙ってサポートをするのは至難の業です。まだまだ経験が必要だと痛感しました。

簡単な年賀状を作成し終え、二時間目には私たちインターン生が三つのチームに分かれた生徒をそれぞれ分担して、デザイン(情報の整理)のポイントを教えるという試みが成されました。

授業と言えるほどのレベルではないにせよ、初めて一対複数の生徒という形で“教える”経験をしました。

内容としては、フェアのチラシなどの印刷物の改善前から完成に至るまでの6枚のシートを用意し、それぞれの変化の段階を見て、作例から感覚的にもデザインのポイントを理解してもらう、というものです。

改善前の最初の段階では、どの印刷物も

・ワードアートやオートシェイプなどの一見派手だがまとまりに欠けるデザインを多様している

・色の統一性が無い

・画像や文章が整列していない

・どの文章もどの画像も等しく大き目で、メリハリがない

・フォントの選択が適切でない

などの理由により、読む気をなくさせるデザインになっていたり、安っぽい見た目になっていたり、その結果何が一番伝えたいことなのかが分からなくなっています。

それが、段階を追って改善されて最終稿に近付くにつれ、全体的に統一感があり、見やすく、信憑性のある情報になっていくことを説明すると、生徒たちにとっても一目瞭然だったようで、少し説明しただけで積極的に「ここが良くないポイントだ」と意見を出してくれるようになりました。

グループにまとまった生徒に説明をする上で、

・どの生徒にもきちんと作例のシートが見えるようにする

・生徒に意見をもらった時は、必ずその意見に対してのレスポンスをする

・曖昧な言葉遣いはせず、はっきり言い切る形にする

・ジェスチャーを織り交ぜながらメリハリをつける

などの点に特に注意しました。

・ひとつ説明するごとに一息ついて生徒のリアクションを確認する

・話すときの間の取り方を工夫する

この二点は不十分だったと感じたので、次の機会には焦らず、ゆっくりと間をもって話をしたいと思います。私の不慣れな説明も、真剣な顔で聞いてくれた生徒たちには感謝の気持ちでいっぱいです。

続いて生徒たちは昨日私も実際に作って下の記事で掲載したフェアチラシの作成をし、オリジナル作品である清陵はがきの作成に入りました。

やはり、オリジナル作品の制作は、見ていて一段と面白く感じました。

それと言うのも、ラフスケッチの段階から、生徒の個性がよく出ていて(イラストを細かく書き込む生徒や、文字での説明書きに重点を置く生徒など)、実際の制作の段階では、色選びや画像の活用法にも個々人のくせのようなものが垣間見られたからです。

試行錯誤しながら、思い通りの出来にするにはどの機能を使えば良いのか、積極的に質問をしてくる生徒が多く、その作品の出来もかなりハイレベルなものになっていました。(修正の余地がほとんど無いものもあったほど)

清陵はがきの中間提出が完了したところで、初日の授業は終了しました。

その後、私たちは今後の授業に備えて、ひとあしはやくpublisherの活用法を学びました。

オリジナル作品の第二弾として、清陵総合高校の学校新聞のリメイク(内容はそのままにデザインの改変)を行うというものなのですが、“新聞”としてのデザインを難しく意識し過ぎたため、今日の段階ではラフスケッチまでしか進めませんでした。

Shinbun

写真のイメージを細かく書き込むことで、紙面全体を具体的に思い描けるようにしたことがポイントです。

実際にこのような段組み・配置で作成するには、フォントサイズや写真のトリミングによるサイズ調整が細かく影響してくると思うので、ラフスケッチのイメージにどれだけ近付けられるか、チャレンジしてみたいと思います。

明日は、午後から横浜デジタルアーツ専門学校 で色彩についてお話を伺うので、生徒同様とても楽しみにしています。

引き続き、TAとしての役割を意識しつつ頑張って行きたいです。

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コメント

授業担当のVXです

お疲れ様でした。作品事例を使っての解説の試行は、生徒にとってもインターン生にとっても有効だったようです。

インターン生全員が授業に参画するという気持ちを持っているので、とても良い学習環境になっています。明日もよろしくお願いします。

投稿: VX | 2009年8月 6日 (木) 00時11分

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