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2009年8月

最終日のまとめ

遅くなってしまいましたが、インターンシップ最終日を振り返って自分の中で整理しておきたいと思います。

この日は、2週間のインターンシップのまとめと言うことで、私たちインターン生には情報部会研究会での発表という課題が課されていました。

午前中は、先生のSqueakを利用した授業展開の提案があり、準備に追われながら聞いていたのであまり集中して聞くことはできませんでしたが、生徒の興味をひく授業づくりのために様々な教材を活用していることが伝わって来ました。

もちろん、面白く効果的な教材探しも教員が自力で行っているものなので、作家に休みがない(日常的に“ネタ”を探しているため)ことと同じように、教員にも本当の意味での休みは無いのだろうな、と 無責任にも感心してしまいました。

お昼休みを挟んで、午後から自分たちの発表を行いました。題目は、「Publisherを利用した校内新聞・オリジナル名刺の作成について」。

インターンシップを通して、また、短期集中講座「DTP基礎」での経験を受けての総まとめ的な発表となりました。

導入

1.ラフスケッチの作成に関する説明

2.紙面構成に関する基本的な事項の説明

校内新聞作成

1.Publisherの環境設定

2.余白の設定

3.グリッドの設定

4.タイトル部分の作成

5.“止め”のシルエットの配置

6.写真のアタリ,ガイドラインの設定

7.大見出しの作成

8.小見出しの作成

9.本文の作成

10.最終的な微調整

名刺作成

1.名刺についての説明

2.グリッドの設定

3.オリジナル名刺の作成

この後、時間の都合上簡単なベクトル描画(ベジェ曲線の作成)の説明が急遽追加されましたが、以上が当日の発表のプログラムです。

これをインターン生3人で分担し、発表をしましたが、準備を始めたのが前日の午後からで、更に発表練習は3人合わせても1時間程度しか取れなかったため、ほとんどぶっつけ本番の状態でした。

私は、導入部分の1~2と校内新聞作成の1~3を担当しました。

比較的、基本的なルール、概念の説明が多かったため、さほど言葉につまることなく発表ができたのですが、パソコンの画面を覗き込みながら話しているために、顔が下を向いてしまい、一部で声が聞き取りにくくなってしまったようです。

「情報」の授業では、教員も生徒もパソコンを操作することが多くなるため、ついつい“画面越し”の授業になってしまいがちですが、実際の授業では生徒と向き合って授業をしている自覚をしっかりと持って、ときには前を見据えて、聞き取りやすい声でメリハリをつけながら説明をしていきたいと思います。これは、来年の教育実習までの個人的な課題にしておきたいと思います。

ぶっつけ本番に弱い、と言っていたかなさんも、難しい操作の説明をとても丁寧にこなしていましたし(彼女はもと放送部とあって、とても話し方が綺麗。目上の方たちに向けての発表という意味で、今回の発表にとてもマッチしていました。)、プレゼンは得意だと言っていたkouichiくんも、一切リハーサルなしだったにも関わらず、ホワイトボードや例としての新聞紙などを用いてメリハリのある発表を展開してくれました。

私たちの発表を真剣に聞いてくださった方たちには本当に申し訳ないほどの出来でしたが、それでも限られた状況の中でベストを尽くせたのは、2人の力と、沢山のアドバイスを下さった先生のおかげだと思います。とても良い経験になりました。

ただ、この日の発表の中で、一点だけ、とてもくやしい思いをしたことがあります。

それは、発表を聞いてくださっていた方の中から、私たちの新聞作成に関する発表が終わった時点で、「私なら絶対にこんなこと(こんな作成方法)はさせないですよ。」という発言が出たことです。

上のプログラムに書いたように、新聞作成において、本文を最後に流し込む形で完成させたのですが、文章がダミーで、しかも多くの方が作例と同じものを作る場面だったため、テキストボックスから予定の文章がはみ出したりと、発表において少し手際の悪さが目立ちました。自分の目を(数値ではなく見た目を)信じる、という方針のもと、最終的な微調整(写真をトリミングするか、文字サイズや行間を下げるか、文章をけずるか…など)を行ってください、というまとめ方をしたのですが、それに関して、最初から本文の文字数が決まっているのならば、先に本文から埋めていくのが絶対に効率的である、という意見で上記のような発言がなされました。

確かに、一字一句も変更の許されない職業の場面では、数の決まっているものから埋めていく方法もあるでしょう。(しかし、その場合も、見る者の目を一番にひく写真などの配置を最初に考えるのが普通なのではないでしょうか?)しかし、ここは生徒に向けた“入門”の授業という場であり、しかも生徒はラフスケッチの段階で、一字一句変更の起きないような文章を考えたりはしません。作文の授業ではなく、あくまでもデザイン・レイアウトの基礎的な授業なのです。そのことを説明してもなお、この手順を手酷く批判されたため、私ははっきり言って、その余りにも配慮に欠ける発言に唖然としてしまいました。

私たちは、この方法で、この手順で、生徒たちに教え、生徒たちはそれを信じて自分の作品を完成させ、笑顔でこの授業を“卒業”して行きました。

「私なら絶対にこんなことはさせないですよ。」という発言は、まるでその全てを否定するかのように私には聞こえました。それは余りにも、許し難いことです。

ひとは、持論を持っています。それは、個性であり、その人の言動の根底にあるものであり、その人そのものとも言えるかも知れません。

“わたくしの持論”はときに、“誰かの持論”と衝突します。そんなとき、大人ならばどう対応すべきでしょうか?当然、両者が納得するよう歩み寄るほかありません。片方の持論がもう片方の持論を圧倒して両者が納得することもあるでしょうし、両者の持論をすり合わせて納得のいく結果が得られることもあるでしょう。

その“納得”に至るためには、両者が両者の声に耳を傾けなければなりません。受け入れる姿勢でもって向き合わなければなりません。

今回の場合、私はそれがなされていたとは思いません。持論に相対する意見をはねのけるだけでは、何も良い結果は得られません。持論は、ひとの持論に触れて、より良い方向へと進化してゆくべきですから。

“人の持論を受け入れない持論”の正しさを証明することに躍起になることは、絶対に無意味です。そのような持論は、生徒を抑圧しかねませんし、その持論の正しさを証明するために生徒への教育が行われる、という本末転倒な結果をも招きかねません。

多くの行数を割いてしまいましたが、それだけ、この一件が私の心に深く刻まれたということです。

最後の更新が、楽しい話題だけで終えられなかったことは残念ですが、これも一つの良い経験です。

今回のインターンシップの2週間は、体力的には辛かったのですが、得たものはとてもとても大きかったように思います。

生徒たちの、“私が私であることを証明するためだけに生きている真っ直ぐさ”は、とても眩しかったけれど、かつての私にも確かに存在したものでした。彼らには、どうかその攻撃的なまでの輝きを絶やすことなく突き進んでいって欲しいものです。

最後になってしまいましたが、私たちインターンシップ生を担当してくださった先生、学校のみなさま、かなさん、こういちくん、関わって下さった方すべてに、感謝致します。

ありがとうございました。

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九日目のまとめ

長いようで短かったインターンシップも、明日が最終日となってしまいました。

本日は、明日の情報部会研究会での発表(模擬授業)の準備を一日する予定でしたが、昨日の記事にも書いたように、欠席によって作品の完成が遅れてしまった生徒の様子を見ながら、昨日生徒が提出してくれた三つ折りチラシの印刷、校正(というよりは誤字・脱字がないかのチェック)、誤字・脱字の訂正、再度印刷、三つ折りの形に折り込むというような雑務をこなすことから作業がスタートしました。

補講に来た生徒たちは、どの生徒も自主性が強く、どんどん自分の作品作りを進めていました。途中、一旦作品の印刷をして色の出かたなどをチェックしてもらって、少しアドバイスをした後は、一気に完成まで漕ぎつけていたようです。

生徒たちとは昨日お別れをしたばかりですが、私の場合は来年、教育実習で再び清陵を訪れるまではなかなか会うことも無いだろうということで、今日はより積極的に色々な話をしました。(生徒の方も、色々な話を聞かせてくれました。)

生徒の補講と雑務がひと段落ついたところで、明日の発表の準備に入っていきます。

明日、私たちインターン生はPublisherの活用法(機能説明も兼ねて)を紙面構成の基本の話も絡めながら、発表することになっています。このインターンシップ(そして「DTP基礎」)の総まとめとして、授業で感じたことも織り交ぜながらプレゼンテーションをしていきたいところです。

模擬授業という形でプレゼンを進めていくのですが、本日の発表のリハーサルで感じたことは、概念の説明は簡単でも、操作の説明は難しい、ということです。

概念の説明(紙面構成やデザインの基本など)は、話をするだけである程度の説得性を持って相手に伝わりますが、機能の説明は、自分が操作をしてみせながら話をしなければならず、その操作の速度も、聞き手全員がついていける速度で行わなければならないので、経験が問われることになります。

私は、リハーサルの段階で、説明をしたら操作を決定せずに待たなければならないところを、何度も説明の言葉と操作を同時に行ってしまい、先生から注意を受けました。ついつい操作と言葉を同時にしてしまいがちですが、全ての生徒(聞き手)がついて来れるよう、これは絶対に必要な考慮だと感じました。

リハーサルを始めた時間が遅かったため、途中でタイムアップしてしまったので、続きは明日朝から、と決めて本日は解散となりました。明日ご自分の発表もあるのに、遅くまで練習に付き合ってくださった先生に感謝したいです。

以下に、明日私が発表で担当する箇所の要点をまとめておきたいと思います。

統一感のある、情報が整理されている紙面作りのために

ラフスケッチについて

・いきなりソフトを立ち上げて紙面を作り始めても、行き当たりばったりなレイアウトにしかならない

・イメージを膨らませながら、手書きで形にしていく

・この段階で、レイアウトをどうするか、しっかり構想を練っておく

・ラフスケッチがあると、完成図を想像しやすく、手元にラフスケッチを置いて実際の作業を進めることができる

・実際の授業でも、ラフスケッチの段階でしっかりと構想が練られていたから、生徒たちはソフトを使っての作業時間が短く済んだ

・ここで全体の基準色(イメージカラー)を決めておくと良い

デザイン(紙面構成)の基本について

・基準色を決める…

 1色を選んだら、そこから同色の明度を変えて色を作ることで更に統一感が生まれる

・基準色の決め方…

 メインで使う写真の中で多く使われている色から基準色を決めると紙面全体に統一感 が生まれる

 あるいは、学校や会社のイメージカラーから決定することも

・写真の配置の決まり…

 写真に写っている人の視線(顔の向き)が紙面の内側を向くように配置する決まりがある

・“トメ”の効果…

 読み手の視線を上から下に誘導するために、紙面の最下部に画像を使って“トメ”というものをつくる

 新聞の下部にある広告欄には、この“トメ”の作用がある

・フォント、フォントサイズ、行間値の統一…

 同じ紙面内では、本文に使用するフォントとフォントサイズ、行間知は統一する

 この数値は、最終的には自分の目で見て微調整をする必要があるために、画像のトリミング機能などが生きてくる

・トリミングについて…

 写真の“使いたい部分だけ”を使うことができるのがトリミングの効果

 最終的な紙面の微調整にも役立つ

以降、操作の説明に入ります。

明日はいよいよ最終日です。悔いの残らないように頑張りたいと思います。

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八日目のまとめ

インターンシップ八日目の今日は、「DTP基礎」の最終日でした。

生徒とは今日でお別れ…のはずでしたが、欠席によって最終課題まで完成していない生徒に関しては、明日、補習という形で作品作りに最後まで付き合うことになりました。

本日の授業は終日、最終課題である三つ折りチラシの制作でした。休憩も個人の判断で適宜とるということで、生徒たちは自分の作品をより良い形で完成させようと、休憩することも忘れて作業に没頭していました。

昼ごろまでに一旦中間提出があり、色やレイアウトの具合を確認するために、途中の段階で印刷をして生徒に配り、改善点を一人ずつコメントして行きました。やはり、どんなに画面上での色合いと印刷物の色合いが変わってしまうと分かっていても、実際に印刷してみないと分からないもので、生徒たちはこれを参考にさらに完成に向けて作業を進めて行きます。

最終課題であるこの三つ折りチラシは、実際に自分で作ってみて分かったのですが、とにかく制作に時間がかかります。ラフスケッチの段階で、細かい箇所まで構想を練っておくと、画面上で作業をするときに迷いが少なくなるのですが、自分の頭の中で思い描いていたデザイン・レイアウトと、実物のイメージを近付ける作業は骨が折れます。妥協することでまた新たなアイディアが生まれることもあるのですが、試行錯誤の繰り返しには変わりないので、制作時間はまる一日でも少ないくらいです。

しかし、例年よりも生徒全体の作業の進度ははやかったそうです。昨日からの宿題にしていたラフスケッチをほぼ全員が完成させて来ていたことと、例年は生徒には見せていなかったという三つ折りチラシの“データ”(過年度の生徒作品のPublisherのデータ)を見せたことにより、作業をイメージしやすくなったことが原因ではないでしょうか。

例年、作品の“データ”を見せなかったのは、その作品に影響され過ぎたり、真似をするようなことにならないようにとの配慮からだったのだそうですが、今年の生徒たちはすでに自分の作品のイメージをラフスケッチでしっかりと固めていたため、データを見せることもできたようです。

生徒たちには作品が完成した順に提出させて行き、定刻を少し過ぎてから今講座の“まとめ”が行われました。

今講座を担当された先生方から生徒へコメントがあり、私たちインターンシップ生も、生徒たちの前に立って挨拶をするお時間を頂きました。

前に立って生徒たち全員の顔を見渡すと、たった6日間ですが、一緒に努力して、沢山話をして、沢山笑ったことが一挙に思い出されて、もう明日から会うこともないのかと考えると、とても切ない気持になり、一瞬言葉に詰まってしまいました。

はじめは、生徒たちの名前と顔を覚えることに苦労し、話しかけることにも躊躇いを感じていたのに、一緒に時間を過ごすうちに自然と話す時間が長くなり、ふざけあうようにまでなって、はじめて先生の「まるで家族みたいに感じる」という言葉が理解できるようになりました。

自分の高校の卒業式のときでも、こんなに寂しい気持にはならなかった、と思うほどでした。高校を卒業するときは、私は“送られる側”で、自分の新たな世界への希望もあって、とても寂しがるような気分ではありませんでしたが、今回初めて、“送る側”の気持ちが分かったような気がしました。

“送られる側”は常に可能性と希望に満ちていて、“送る側”はその可能性と希望を離れても見守るのだ、と。

講座は終了してしまいましたが、インターンシップとしてはあと残り2日となっています。

明日は、補習の生徒の様子を見ながら、最終日に行われる情報部会研究会でのプレゼンテーションの準備をします。もうまとめの段階に入って来ました。最後まで全力で頑張りたいと思います。

三つ折りチラシ完成版をここに載せておきます。最終的に、“三つ折り”を意識して配置を変更しました。

ポイントは、使用している地図まで自分で作成したことです。

Mitsuori Mitsuoriuchi

Map 

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七日目のまとめ

七日目の今日は地震と台風の影響で交通機関に少し遅れが出たようですが、定刻にはほとんどの生徒が登校していたため、いつもより少しだけ授業の開始が遅れた程度で済みました。

本日の授業は、powerpoint(word)で主にフリーフォームを活用してのベクトル描画(ベジェ曲線)の説明からスタートしました。

配布された教材(powerpoint)には、基本的な図形であるハートマークが制御点付きで描かれてあるので、生徒はこれを下絵にして同様に制御点を取り、頂点を基準にしたりスムージングしたりしながら、ハートマークを作って行きます。

これは、コツをつかむまでに時間がかかるので、生徒も最初のうちはかなり苦戦していたようです。ハートマーク以外にも、もみじの図柄やアルファベットなどをトレースして、だんだんコツを掴んで行ったようですが…。

簡単な図柄のトレースが終わると、インターネット上から好きなイラストをダウンロードしてきて、それを各々トレースする課題が出されました。

過年度の生徒作品をいくつか見せながら、先生がトレースのコツについて説明している場面では、「こんなことができるの?」「私には無理!」などの声があがっていましたが、お気に入りのイラストを見つけると、生徒たちは黙々と作業に没頭していました。

ここでトレースしたイラストや、ベクトル描画が出来るようになって作成したオリジナルのイラストを用いて、昨日から作成していたオリジナル名刺を完成させて行きます。自分で描いたイラストを用いることで作品のオリジナリティがぐんと増し、かなり凝ったデザインの名刺が多数提出されました。

オリジナルの名刺を提出してしまうと、いよいよ最終課題の三つ折りチラシの作製に入って行きます。

三つ折りチラシは、私たちインターン生も現在進行形で作成中で、ラフスケッチの段階からかなりの時間を要している大作です。合計6面全てをフルに活用して、この「DTP基礎」で学んだデザインの知恵を盛り込んでいく必要があります。

生徒たちに街でよく見かける三つ折りチラシや、過年度の生徒の優秀作品を見せ、デザインのイメージを膨らませてもらいました。普段何気なく目にしている三つ折りチラシでも、紙をめくる順番が考慮されたデザインや、内面が3面ともぶち抜きになっているデザイン、統一された色遣いが参考になるものなど、よくよく注意して見てみると新たな発見が沢山あります。

Photo01

先生の計らいで、生徒たちより一足先に三つ折りチラシの制作を進めている私たちインターン生から、制作の際のポイントや気付きを前に出て話す場面が設けられました。

Photo02

急なことだったので、思ったように考えをまとめることができませんでしたが、この「DTP基礎」で習った紙面の構成のポイントを押さえつつ、どんな情報を入れて、どんな情報を伝えたいのか、6面全てを活用して伝えられるように、ラフスケッチの段階からしっかりレイアウトを考えて作りこんで欲しい、とコメントさせてもらいました。

現在制作中の三つ折りチラシのラフスケッチと、publisherで作成中の様子を載せておきます。

Mitsuraomote Mitsuomote

Mitsurauchi Mitesuuchi

明後日までに完成予定なので、明日も作業を進めて行きたいです。

明日で「DTP基礎」の授業が終了します。休み時間にも沢山話して、やっと打ち解けたと思ったら、もう6日間が終わろうとしています…。明日は、悔いの残らないように生徒と沢山話して、沢山良いアドバイスが出来るように頑張りたいと思います!

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六日目のまとめ

インターンシップ二週間目最初の月曜日は、生憎の大雨とともにスタートとなりました。

天候の関係で交通機関がストップするということもなく、生徒も全員時間通りに登校していたので、一安心でした。しかし、体調不良で休む生徒が居たため、復帰後のサポートについては考えなければなりません。これもひとつ、明日からの課題です。

授業を休んでしまうと、生徒自身も周囲に追いつくことが大変になりますが、教員も同じかあるいはそれ以上に、サポートが大変になります。他の生徒のサポートとうまく両立してやって行きたいです。

本日は、金曜に提出してもらっていた校内新聞のラフスケッチをもとに、publisherで作成する作業から授業が始まりました。はじめに少しpublisherの機能を復習した以外は、全てひとりで黙々と作業をすることになります。生徒たちからの「分からない」という質問も減り、全員が試行錯誤しながら作業に没頭していました。約一時間の作業時間をとり、一旦中間提出があって、中間提出までに出来た部分を印刷して生徒に配布しました。

生徒は、印刷された作品と、画面上での作品の違いも参考にしながら、先生からの現時点での講評を聞きます。ここでも、前回清陵はがき同様に、改善点をメモして行きますが、やはり画面上の作業では気付きにくい点も、印刷されたものを見ることによって気付くことも多いようで、生徒たちは続々と改善点を挙げていました。

先生からの講評の後は、再び作業に入り、数名を除いてはほぼ全員が昼休みまでに作品を完成させました。完成しない生徒に関しては、昼休みを利用して完成まで持って行ってもらいました。

午後からは、完成した校内新聞リメイクの相互評価を今度は三つに分けたグループではなく、全体で、全員の作品を回して行います。今年の生徒の作品は、例年に比べても出来がとても良いため、全員の作品を見て参考にして欲しいという先生の配慮から、全員の作品をまわすことになりました。

クラス全体で一つずつ順に印刷した作品を回していって、一作品につき1分で評価を付けて行くのですが、はじめ作品がスムーズに生徒の手に渡らないということがありました。こういうことが起こらないように、インターン生の自分たちがよく生徒を見ておくべきだったと後から反省しました。授業が滞ることなくスムーズに行われるように、常に気を配っておく必要があります。

先日行った清陵はがきの相互評価から、上位4作品が本日決定していたので、こちらの校内新聞での生徒の評価もとても楽しみです。

校内新聞作成が終わった後は、オリジナルの名刺作成に入りました。名刺のマナーやデザイン例を見せながら、先生が簡単な説明をして行きます。名刺のデザイン例がとても面白く、生徒と一緒に私も感心しながら見ていました。生徒の興味をひく教材の用意は、重要なポイントになってくるようです。

公的な場面で使用すると想定した名刺を4つ、私的な(自由な)名刺を4つ、計8つのデザインを作成して行きますが、まずは公的な場面での名刺を作って行きます。簡単な横向きの名刺だけでなく、縦向きの名刺や珍しい配色のデザインを作っている生徒もいたようです。

私的な名刺のデザインに入る前に、オートシェイプを組み合わせてイラストを作るというオートシェイプの活用の説明が入り、生徒は早速オートシェイプを組み合わせて風船や花のイラストを作って行きました。綺麗なグラデーションを作るには、同色の明度をコントロールして色を作ることや、グラデーションを利用してイラストに光を入れることなど、ポイントを押さえつつ、オリジナリティのある作品を作るのはなかなか難しいですが(特に、風船のように簡単なイラストだと他の人の作品との差別化が困難)、工夫を凝らした作品が出来あがっていたようです。

明日は、オートシェイプの組み合わせだけでなく、曲線・フリーフォーム・フリーハンドを活用したイラストの描き方を教えて、オリジナル名刺を完成させて行きます。作品作りの自由度が一段とアップするので、どんな力作が出てくるかとても楽しみです。

生徒とほぼ足並みが揃ってしまいましたが、本日私が作成した名刺の一覧を載せておきます。

Meisiall

簡単に作ってはいても、やはり公的なデザインの方は見栄えが良いようです(名刺らしいデザインという意味で)。名刺は、相手に信頼感を与えるために情報を整理して、揃える必要があるので、そこを意識したためだと思います。

オリジナル名刺の作成が終わったので、生徒より一足先に(本当に一足レベルですが…)最終課題の三つ折りチラシに入って行きます。現在ラフスケッチを作成しているところなので、明日朝までには簡単にラフを仕上げて、はやくpublisherでの制作に入っていけるようにしたいです。

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五日目のまとめ

休日を挟んだため書くのが遅くなってしまいましたが、五日目のまとめを書いておきます。

この日は、私たちインターンシップ生にとっても、短期集中講座を受講している生徒にとっても丁度折り返しの日でした。

授業の前半はデザインのセオリーについてや、PCの基本的な操作からソフトの機能の活用など、習う(覚える)ことが盛りだくさんだった生徒たちですが、授業の後半はオリジナル作品作りにほとんどの時間を割くため、彼らがこの「DTP基礎」で習うべきことはほぼマスターしてしまったと言って良いかも知れません。(あとは、オートシェイプの活用とWordでのベクトル描画くらいでしょうか。)後半戦では、自分の習ったことを、いかに自分の作りたいもののイメージに近づけて行くために活用できるかが鍵になって来ます。

この日の授業はまず、初のオリジナル作品である清陵はがきの完成品の相互評価から始まりました。

相互評価シートには、自分の作品のアピールを書く欄があったのですが、とにかく沢山のアピールポイントを並べている生徒と、なかなか埋められない生徒が居たようです。なかなかアピールポイントを出せない生徒には、「こんなところが工夫していてすごくいいね」と一言コメントすると、確かにそこは工夫したポイントだ、と納得出来たようで、少しですが欄を埋める手助けが出来ました。

相互評価のポイントは、“出身中学校に送るはがき”を前提に作った以上、画面上の作品を評価するのではなく、印刷後の完成品を評価するところにあります。生徒も、画面上と印刷物とでは色の感じが違うことに納得していたようです。私も、生徒の先取りで校内新聞を作成していた際、RGBとCMYKでは色の表現が異なってくることを強く感じていたので、次回作からはそのことも視野に入れつつ、自分の気付きを作品作りに生かしていってくれることに期待したいです。

相互評価の後は、前日の授業で使用したワークシートのうち、残っていた字下げ・ぶらさげインデント等を実際に操作してみながら確認して、教科書の作例をそのまま模倣するフェアチラシの作製に進みました。フェアチラシの作製でポイントになるのは、文字・写真・矩形を全て見栄え良く揃えることで、教科書の中でも最もマスターするまでに時間がかかる重要な点になっていますが、清陵はがきの作成にたっぷり時間をかけた後だったので、操作に手間取っている生徒はほとんど居ませんでした。授業内で完成しなかったものに関しては、各々時間を見つけて作成し、講座内で提出するということになりました。

引き続き、教科書の最終章で扱うメニュー表作りに入って行きます。ここでは、メニューやスポーツ選手の一覧のように、同じフォーマットがずっと続くものを作る際には、まずアタリをとって、一個目のフォーマットを作りこみ、あとはフォーマットを丸ごとコピーして文字や写真の内容を変えていく方法が効率的である、という簡単な説明がされました。“書式のコピー/貼り付け”機能には感心して喜んでいる生徒が多かったようです。教科書で扱う作品はこれで最後ですが、この簡単な説明の後は、各自工夫して作品作りを進めるよう時間がとられました。上のフェアチラシ同様、講座内で提出するということで、後は生徒の自主性にまかせる形になりました。

最後は、publisherの簡単な機能説明があり、一緒に操作しながら確認した後は、校内新聞のリメイクのラフスケッチに入りました。機能面でWordと似ているところが多いpublisherの操作には生徒もすぐに慣れたようでしたが、publisherの独特な機能には驚いていたようです。

今回のラフスケッチでは、前回の清陵はがきのラフスケッチ時の反省を生かし、全体の雰囲気がつかめるように、しかしイラストではないのいで細部の書きこみにこだわり過ぎないように注意しながら作成したようで、全員がほぼ授業内で提出することが出来ました。

生徒たちが帰った後は、生徒たちの先取りで自分たちの学習時間になります。この日は主にWordの曲線・フリーフォーム・フリーハンドを使用してのベクトル描画と、画像の保存形式の違いによる特徴、写真の補正などについて学習しました。

今までIllustratorを使用したことはあったのですが、まさかWordで似たような描画が出来るとは思っていなかったので、驚きました。基本図形であるハートは、いくつか試行錯誤しながら描画してみましたが、まだまだコツをつかむには長くかかりそうです。

Neko

上の画像では、クラブをオートシェイプの組み合わせで作っていますが、ベクトル描画で作るとなると、難易度が一気に増します。デフォルメしたネコの輪郭線は、6つの制御点を作って、頬のところの2つの制御点をスムージングすることで簡単に出来ました。

IllustratorやPhotoshopも使って学習をしましたが、まだまだ私たちが習ったことは入門に過ぎないのだと思うと、少し気が遠くなりました…。

駆け足ですが、最終授業までの簡単な展開を確認して、この日は解散となりました。

普段は気にも留めないデパートの三つ折りチラシや、街で見かけるポスターなどが段々教材として目に入ってくるようになった5日目でした。

残り一週間となりましたが、後半も気合いを入れて頑張って行こうと思います。

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四日目のまとめ

四日目の今日は、午前中はwordの機能説明と、昨日に引き続き清陵はがきの作成を授業で行って、午後からは横浜デジタルアーツ専門学校を訪問しました。

まず、予定では今日の1校時に中間提出を予定していた清陵はがきが、生徒の作業の進度がはやく、昨日の段階で出そろってしまっていたため、生徒ひとりひとりの作品についての講評から本日の授業がスタートしました。

モニタに生徒の作品をひとつずつ映して先生が改善点を指摘していくのですが、他の生徒の作品の講評でも、ヒントになるポイントが沢山挙げられていたため、自分の作品の講評のようにしっかりと聞いてメモをとっている生徒の姿が印象的でした。

この後、メモをもとに作品を改良する時間が少しあり、休み時間をはさんで、wordの重要な機能の説明があります。ここでは、作品づくりは一旦中断し、実際の作品づくりの中で重要になってくるwordの操作を、ワーク形式で展開していきます。

私が「二日目のまとめ」で書いていた問題(覚える内容が多いため、作業と平行して教えることが困難であると同時に、作業と切り離した説明では生徒が説明に飽きてしまうのではないかという問題)は、清陵はがきの仕上げ作業を説明の後に持ってくることで、ほとんど解消したのではないでしょうか。

生徒は、自分の作品に思い入れがあるため、作品改善に使える機能は進んで学びたがります。そのため、仕上げ作業に入る前に機能の説明を行ったことは、作品を提出させた後に説明を行うより、生徒の興味をより惹きつける結果に確実に繋がっていました。

予定の時間割通りに授業を進行するのではなく、臨機応変にその場で生徒の様子から授業を変えていく試みは、やはり経験あってのものなのだと痛感。

・フォントについての知識

・行間値やテキストボックス内の余白についての知識

・カーニングについての知識

などを一通り確認して、その後は昼休みまで作品の修正時間となりました。

午後からは、新横浜にある横浜デジタルアーツ専門学校の訪問です。

生徒作品や校内の設備などを簡単に説明して頂いたあとは、色彩に関する授業を受講しました。

特に、授業をしてくださった先生が“DTPに役立つ”知識であることに重点を置いていたこともあり、昨日すでに授業内で説明したポイントもあわせて、紙面構成の際に重要なことを生徒たちも改めて意識できたのではないかと思います。

今日教えて頂いた、

・何を相手に伝えたいのかを考える(何の紙面なのかを失念することなく)

・文字やイラストや写真のバランスをよく見る

・「目を引く色」を考える

・最後に全体を見てカラーの使い過ぎに注意する(模様の使い過ぎにも注意)

というポイントが、次回のオリジナル作品の制作の際にしっかりと押さえられているか、楽しみです。

本日は、校長先生ともお話をさせて頂き、神奈川県の総合高校の特殊な取り組みについて知ることができました。

神奈川県の総合高校では、県下の総合高校同士が連携し、更に専門学校とも連携することで他校の生徒でも興味があれば授業を受講できる公開講座を開いているそうで、その受講者は年々増加しているとのことでした。

これは、もともと農業高校のような“特色”のない普通の総合高校に特色を持たせ、知名度を上げるために考えられた試みだそうです。実際、この公開講座のおかげで、一校内では教えきれない内容も、生徒が学びたいと思えば学べる、選択肢の広がった学習環境が整います。

受験で入りたい大学がどこなのか、しか考えない(考えられない)高校生も多い中、「自分は何がやりたいのか」を知っている生徒が清陵の生徒には多いと感じたのも、このような試みがあってのことではないでしょうか。(実際、休み時間に生徒から「音について大学で研究したいが、どうしたら良いだろう」という質問を受けました。)

昨日ラフスケッチの状態だった学校新聞を、今朝publisherで作成してみたので、画像を載せておきます。

News

キャプチャ画像では余白が切れていますが、うっかりして余白を初期設定のままに作成してしまったので、明日再度設定しなおして手直しして行きたいと思います。

見出しの文字を大きくし、本文の文字サイズを小さく細くする方針でまとめて行きます。

初めての新聞レイアウトは予想外に難航中です。

明日は、すべての生徒と会話できるように、名前もしっかり覚えつつ積極的に話しかけていきたいです。

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三日目のまとめ

三日目の今日は、いよいよ集中講座の「DTP基礎」がはじまり、初めて教える側の立場から生徒と接しました。

初回の授業は、教科書にある年賀状の簡単な作例を模倣することからはじまりましたが、ここではwordだけでなくPCの基本的な操作も振り返りつつ、じっくりと時間をかけて授業が行われました。

「DTP基礎」を受講している生徒は、wordで文字のサイズの変え方も知らなかった、というようにPCに不慣れな生徒から、毎日自分のPCを活用していて、簡単な作例なら教科書を見るだけでも模倣出来るという“得意意識”のある生徒までさまざまなので、苦手意識のある生徒は授業についていけるように(授業の進度を遅らせないように)、得意な生徒も、勝手に先に進んでしまって大事な説明を聴き逃してしまうことがないように、TAは気を配って調節しなければなりません。

特に、苦手意識のある生徒の失敗を解決してあげるのではなく、注意深く見て、その失敗を未然に防ぐというのが大事なポイントになって来ます。

しかし、この起こり得る失敗を未然に防ぐ、というのがとても難しい。

失敗をしないように“見張って”いて、あれもこれもと手を貸してしまうと、授業の進行を妨げるようなことにはならなくとも、生徒の自主性を損なってしまうと思うのです。作業(そして学びそのもの)を肩代わりすることと何らかわりない、とも言えます。

過干渉にならず、生徒が「先生ここ分からない」の声をあげる一瞬前を狙ってサポートをするのは至難の業です。まだまだ経験が必要だと痛感しました。

簡単な年賀状を作成し終え、二時間目には私たちインターン生が三つのチームに分かれた生徒をそれぞれ分担して、デザイン(情報の整理)のポイントを教えるという試みが成されました。

授業と言えるほどのレベルではないにせよ、初めて一対複数の生徒という形で“教える”経験をしました。

内容としては、フェアのチラシなどの印刷物の改善前から完成に至るまでの6枚のシートを用意し、それぞれの変化の段階を見て、作例から感覚的にもデザインのポイントを理解してもらう、というものです。

改善前の最初の段階では、どの印刷物も

・ワードアートやオートシェイプなどの一見派手だがまとまりに欠けるデザインを多様している

・色の統一性が無い

・画像や文章が整列していない

・どの文章もどの画像も等しく大き目で、メリハリがない

・フォントの選択が適切でない

などの理由により、読む気をなくさせるデザインになっていたり、安っぽい見た目になっていたり、その結果何が一番伝えたいことなのかが分からなくなっています。

それが、段階を追って改善されて最終稿に近付くにつれ、全体的に統一感があり、見やすく、信憑性のある情報になっていくことを説明すると、生徒たちにとっても一目瞭然だったようで、少し説明しただけで積極的に「ここが良くないポイントだ」と意見を出してくれるようになりました。

グループにまとまった生徒に説明をする上で、

・どの生徒にもきちんと作例のシートが見えるようにする

・生徒に意見をもらった時は、必ずその意見に対してのレスポンスをする

・曖昧な言葉遣いはせず、はっきり言い切る形にする

・ジェスチャーを織り交ぜながらメリハリをつける

などの点に特に注意しました。

・ひとつ説明するごとに一息ついて生徒のリアクションを確認する

・話すときの間の取り方を工夫する

この二点は不十分だったと感じたので、次の機会には焦らず、ゆっくりと間をもって話をしたいと思います。私の不慣れな説明も、真剣な顔で聞いてくれた生徒たちには感謝の気持ちでいっぱいです。

続いて生徒たちは昨日私も実際に作って下の記事で掲載したフェアチラシの作成をし、オリジナル作品である清陵はがきの作成に入りました。

やはり、オリジナル作品の制作は、見ていて一段と面白く感じました。

それと言うのも、ラフスケッチの段階から、生徒の個性がよく出ていて(イラストを細かく書き込む生徒や、文字での説明書きに重点を置く生徒など)、実際の制作の段階では、色選びや画像の活用法にも個々人のくせのようなものが垣間見られたからです。

試行錯誤しながら、思い通りの出来にするにはどの機能を使えば良いのか、積極的に質問をしてくる生徒が多く、その作品の出来もかなりハイレベルなものになっていました。(修正の余地がほとんど無いものもあったほど)

清陵はがきの中間提出が完了したところで、初日の授業は終了しました。

その後、私たちは今後の授業に備えて、ひとあしはやくpublisherの活用法を学びました。

オリジナル作品の第二弾として、清陵総合高校の学校新聞のリメイク(内容はそのままにデザインの改変)を行うというものなのですが、“新聞”としてのデザインを難しく意識し過ぎたため、今日の段階ではラフスケッチまでしか進めませんでした。

Shinbun

写真のイメージを細かく書き込むことで、紙面全体を具体的に思い描けるようにしたことがポイントです。

実際にこのような段組み・配置で作成するには、フォントサイズや写真のトリミングによるサイズ調整が細かく影響してくると思うので、ラフスケッチのイメージにどれだけ近付けられるか、チャレンジしてみたいと思います。

明日は、午後から横浜デジタルアーツ専門学校 で色彩についてお話を伺うので、生徒同様とても楽しみにしています。

引き続き、TAとしての役割を意識しつつ頑張って行きたいです。

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二日目のまとめ

二日目の今日は、昨日に引き続き「ロボット入門」と「救急法・介護法講座」の授業を見学させて頂きながら、明日から始まる「DTP基礎」の授業内容の予習をしました。

ひとまず、本日の成果を画像で振り返ってみたいと思います。

Cap02

昨日作成した清陵はがきを改善し、完成させました。

改善した主なポイントは、

・最下部の住所等の欄内も、直線上に揃うようにした

・本文を分けている罫線を細く、色も明度を上げて主張しすぎないようにした

この二点です。

あまり大きな変化ではないのですが、全体が“揃っている”ことによって、かなりすっきりとした見栄えになりました。

全体が揃っている(整っている)イメージになると、読み手の信頼感も増すようです。

Cap04_2

こちらは、実際の授業でも使用する教科書『Microsoft Wordレイアウトデザインガイドブック』の課題を、そのまま作成したものです。

このフェアチラシ作成の学習のポイントは、文字・写真・矩形などがしっかりと揃うように、wordの機能を理解して使いこなすことですが、

・等幅フォントとプロポーショナルフォントの違い

・箇条書きに対するwordの自動処理の解除/日本語と英数字との間隔を詰める設定

・ぶら下げインデント/字下げインデントの活用

・行間値とテキストボックス内の余白の関係

・文字と文字の間隔を詰める操作

など、基本的ながら重要なポイントが沢山盛り込まれています。

実際の授業では、このフェアチラシを作りながらこれだけのことを理解させるのは困難なのではないか(重要なことが多過ぎて、作業とポイントの理解を両立させられない)、という考えと、上記のポイントをワーク形式などで順に理解させる(チラシの作成とは別にポイントを理解させる)のでは生徒が飽きるのではないか、という考えの両方があり、どちらの方法が良いとは断言できない難しい問題になってしまっているようです。

Cap03

これは、教科書の最終章で扱うメニューの作成です。

ポイントは、メニュー欄のように画像と文字と矩形が細かく揃っている箇所を、

・アタリをとって作成すること

・コピー機能を活用すること

などに留意しながら効率的にかつ正確に作成することが学習のポイントになっています。

“書式のコピー/貼り付け”の機能を今まで使ったことがなかったのですが、この機能を教わって、作業効率がアップしたことに驚きました。

つづいて、今日印象に残ったことについて書いておきたいと思います。

昨日は、主にデザインのセオリーを知っていれば、アート的な部分を抜きにしても、ある程度良い作品が作れる、ということを学びましたが、今日はデザインのプラスアルファの部分について学びました。

デザインにはセオリーがあり、それを踏まえた上でプラスアルファになる部分は、伝える“心”の部分である。それは、具体的にはポスターに描かれたイラストがどれだけ情報を伝えてくるか、ということであったり、キャッチコピーがどれだけ目を引くものであるか、そして興味をそそるものであるか、ということであったりします。

一通りセオリーを学んだ生徒は、美術が得意ならばイラストで目を引くデザインをしたり、不得意であっても、キャッチコピーで注意をひきつけるデザインをしたり、配色で伝えたい情報のイメージを助けたり、など単に整った情報(デザイン)である以上の作品を工夫して作るようになるようです。

これまでに授業で実際に作られた生徒の作品を見せて頂いて、その“プレゼン力”の高さに驚かされました。

清陵高校では、総合高校である特色を生かして、情報が他の教科と連携し、プレゼン力を養う助けになっているようで、「情報」という教科の総合力の問われるところが上手く他の教科の要請と噛み合っているように感じました。

明日から、いよいよ「DTP基礎」の授業がはじまります。

初めて授業を通して生徒と接することになるので、緊張していますが、今夜から構想を練って心の準備をしておきたいと思います。

自分が学ぶだけでなく、アシスタントとしても力になれるよう頑張りたいです。

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一日目のまとめ

初日の今日は、他の集中講座の様子を見学したり、明後日(5日)から始まる集中講座「DTP基礎」に関して、座学と実習を交えて学んだり、校内をお散歩がてら紹介して頂いたりしました。

「DTP基礎」はワードをはじめとしたソフトを活用して、はがきやフライヤー、ポスターなどの印刷物のデザインの方法の基礎を学ぶ(教える…)教科なのですが、今日は主にアート的な(つまりセンスや才能に左右される)部分を抜きにしても、ある一定の法則(セオリー)に則ってデザインをすれば、誰でもある程度見栄えの良いものを作ることができるという考えのもとに基礎的なことを学びました。

・デザインは情報を整理して伝える方法である

・整理された情報は信頼感につながる

・良いデザインは読み手の目を引く

・良いデザインは読み手のストレスを軽減する

デザインは、ともすればひとりよがりになりがちなので、以上の点は肝に銘じておきたいところです。

今まで大学のレポートを作成する際にもとくに気にしたことがなかったのですが、行間の設定や文字の揃え方、文字の選択を意識して変えるだけでも、見栄えの良い印刷物が出来上がることに気付けたので、今後は普段から読みやすさや見栄えの良さに注意したレポートが作成できそうです。(これもある種の思いやりですね)

私たちインターン生を相手に「DTP基礎」の模擬授業(?)が行われた場面では、小さい点でも生徒のつまずきやすいポイントを挙げてもらい、実際の授業ではそのつまずきを未然に防ぐ(あるいは素早く解決に導く)ことが出来ると授業がテンポ良く進む、という風に“チームの授業”の有効性を教えて頂きました。

そんな今日、改めて、教科「情報」とは何か、ということについて考えました。

私はちょうど去年の今頃、大学の集中講義において教科「情報」とは何か、について学んでいました。(実際、去年大学で学んでいたのは普通教科「情報」についてですが、今日思い至ったのはこの限りではなく、専門分野にもわたる「情報」についてです。)

自分が高校時代に受けていた授業から、私は教科「情報」とはツールの使い方を習う教科であると考えていました。

しかし、その集中講義を受講するうちに、教科「情報」とは論理的思考や表現方法などを総合的に身につけることを目標とした教科であるという結論に辿り着きます。(以下に去年作成したレポートから図表を引用します/図表はパワーポイントで作成)

Jyouhou01_2 

Jyouhou02

そして今日学んだことから、コミュニケーションツールとしての「情報」について考えるようになりました。

伝えたいことを、伝えたい相手にいかにして伝えるか、よりよく伝えるためには知識と少しの技術が必要になります。「情報」は、ツールを使いこなせるだけでも、知識があるだけでも上手く相手には伝えられませんが、その両方を身につけることでより効果的に(受け手の信頼を得られたり、ストレスを軽減できたり)伝えることが出来るようになります。

その手助けをするのが、例えば「DTP基礎」のような授業なのかな、と…。

Cap01

上の画像は、本日の実習の成果の一部です。「DTP基礎」の授業で生徒に最初に作らせる清陵はがき(自分の高校を出身中学の先生に紹介するはがき)を、インターンシップ生バージョンで、生徒と同じ手順で(word2003で)作成しました。

まだ改善点はありますが、一通りセオリーを知ると、これだけまとまりのあるものが簡単に作れるようになります。自分でも驚きです。

長くなりましたが、本日のまとめは以上とします。

生徒が楽しそうに実習に参加している集中講座を見学してやる気をもらったので、明日も頑張っていきたいと思います!

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いよいよインターンシップが始まりました。

本日より、横浜清陵総合高校でのインターンシップがはじまりました。

現在私は教科「情報」の免許の取得を目指して学習している最中なので、その教育実習のための予行演習と考えることも出来るかも知れません。

期間は2週間と短いですが、集中講座のアシスタントとして実際の授業に参加させて頂いたり、情報部会研究会にて発表をさせて頂いたりする予定なので、とにかく自分なりに理解を深めながら臨機応変に頑張っていきたいと思っています。

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